安全教育を「読む」から「体験する」へ。はんだ付け安全教育VR「NiceHANDA!!」
安全教育なのに、もう一度遊びたくなる。4万人が体験したVR教材はどう生まれたのか。

安全について説明しても、実際の危険は伝わりにくい
工業高校では実習の一環として、はんだ付けが行われます。
しかし、数百度まで加熱されるはんだごてを扱うため、持つ場所を間違えることでやけどにつながる危険があります。
従来の教材では、写真や文章で注意点を説明することはできても、「どこが危険なのか」「実際にどう手を動かすのか」まで感覚的に伝えることが難しいという課題がありました。
そこで静岡県工業高校校長会からの依頼を受け、制作したのが「NiceHANDA!!」です。


失敗しても怪我をしない場所で、実際に手を動かす
NiceHANDA!!では、VR空間の中ではんだごてを持ち、実際の作業に近い形ではんだ付けを体験できます。
誤って高温部分に触れると視界が赤く変化するなど、現実では危険な失敗を、安全なVR空間の中で体験できるようにしました。
さらに、作業速度や精度をスコア化し、ランキング機能を搭載。
「注意事項を覚えなければならない教材」ではなく、もう一度挑戦したくなるゲーム体験の中に、安全教育を組み込むことを目指しました。
学校現場で利用しやすいよう、PCを必要としないスタンドアロンVRヘッドセットでも動作する軽量設計も行っています。



4万人が体験、SNSでは130万インプレッション
公開後は学校教育という枠を超えてVRChatユーザーにも広がり、来場者4万人以上、感想投稿300件以上、関連SNSインプレッション130万以上を記録しました。
メタカル最前線やMoguLiveなど、VR・メタバース専門メディアにも取り上げられています。
「教育だから真面目なコンテンツにする」のではなく、楽しさを入口にすることで、自発的に繰り返したくなる教育体験をつくる。
NiceHANDA!!は、ナギサコネクトが交流以外の領域でも、VRならではの体験設計を活用した事例です。